Bunker懺悔室

人生詰んでるリケジョ(笑)

ゲーミングPCを買いなさい

私の弟がゲーミングPCを買いたいと言い出した。

 

弟は今年新卒として就職し私と違って立派に働いている。両親は安堵したことだろう。彼は勉強熱心ではなくそこそこの大学だったが、就職活動は難なく成功していた。(彼なりに大変な苦労はあったかもしれないが)超マイペースで温厚、食べ物に関してはうるさかったが、それ以外の要求はほぼ無く、親も「金のかからない子」と言っていた記憶がある。私のおさがりとして与えたPS3,PS4で「ダークソウル」や「アーマードコア」などのゲームだけ遊んでいて他はいらないといった様子だった。自分の稼いだお金だから何でも好きに使えばいいのだが、ゲーム機だけで満足していると思っていたからゲーミングPCが欲しいと言ったときは少し驚いた。彼女も友達もおらず、だけどそれも全く気にしていないようで、趣味ももう満足といった様子で貯金以外に何にお金を使うのかと思っていたからだ。

 

親が何も与えてくれない家庭だったというわけでは決してない。私がコンピュータに興味があると言えばPCを買ってくれたし、プラモデルを作ってみたいと言えば工具とMG量産型ズゴックとか買ってくれた。エアガンが欲しいと言えば東京マルイのG3系の何かライフルを買って貰った。(18禁のものを買い与えるのは流石にダメだろ…)ゲームは両親の趣味でもあったから要求したわけでは無いが欲しいものは与えられていて、そのうえお小遣いも貰っていた。何ら不自由はなかった。姉弟差別も無かったはずだ。

 

だからこそ弟が何も欲しがらないのが不思議だった。同級生が持っていたものや流行りのものが欲しくなったりしなかったのだろうか。私も流行とか興味はなかったけど、それは自分の趣味嗜好がはっきりしてたからだと思う。と言いつつも中学で完全に落ちぶれるまでは、やっぱり服とかカバンとかくらいはみんなと同じものも欲しいなぁと思ったりもした。男の子だってある程度は同じはずだろう。多分。

 

完全に妄想だが、彼は彼なりに欲しいものはあったのだろうが言い出しにくかったのだろう。私が親に甘えて色々買って貰ったがある意味「女」を発揮していたように見えて嫌だったのだろう。それか女と同じような振る舞いは出来ないと思っていたのかもしれない。いや分からない。極めて浅い適当な妄想だから。

 

交友関係が狭かったこともあるかもしれない。人間関係が悪く抑圧的で感情がファックされてしまったのかもしれない。外的要因でそうなったのなら、それは可哀そうだし、私が気づいてあげられなかったということになる。

 

でもちゃんと欲しいものがあって安心した。真っ当に生きてきたのだから報われないといけない。ちゃんと働いて目一杯趣味も楽しんでくれ。私のようにはなるな。私を置いて行け。人生を満喫してほしい。

 

そのためにゲーミングPCを買え。