公立中学は地獄だった。
チンピラが毎日祭りで学級崩壊はもはや基本、当然のようにタバコを吸い、シンナー中毒の狂人が刃傷沙汰を起こし、レ○プ紛いの話が嫌でも耳に入るような魔境が公立中学という場所なのだ。良識のある教員はすぐ病んで辞め、いかにも底辺みたいな自己中心的な思考の教員だけが残っている有様。警察が来たことはなぜか一度もない。いじめも絶えなかったし不登校も多かった。私も限界がきて不登校になった。
自分で言うのもなんだが、私はそう簡単にいじめられるような人間ではないはずだった。いわゆる陰キャではあったが、性別問わず友達はいたし、スポーツも勉強も出来たし、正義感も強かった。喧嘩もしたが相手にケガさせたり精神的に追い詰めたりはしないよう常に慈悲の心も持ち合わせていた。走り回って本を読んで絵を描いてゲームして、充実を極めていた。ただ小学1年から3年の教員がクソなせいで人間不信になり鬱屈とした酷いネガティブ思考が外見や話し方に表れていたというだけだ。
まともな子供の親はまともということだろうか。公立中学などに進学させたら愛する我が子が廃人になってしまうと分かっていた。だから私の友達はほとんどみな私立中学に進学してしまった。公立に進学した友達もいたが、ただの2人だけ。あまりにも心細かった。
うちの親もバカではないはずだが、一般家庭なのでそこまでお金が無かった。私だけなら私立でもいけただろうが、姉弟格差が無いように弟も私立へとなると無理だと判断したのだろう。平等とは残酷だ。
最初はゴミの掃きだめでも戦って生き抜こうとしていた。身体を張って助けるようなことは流石に出来なかったが、泣かされた子にあとで声をかけたり連絡先を交換していつでも連絡してくれと言ったりして、少しでも人の助けになりたいと努力していたつもりだ。だがどうしようもなく私を絶望させたのがいじめを傍観しヘラヘラ笑っている陰キャグループのやつらだ。彼らとてチンピラの気まぐれで痛い目に遭わされているいじめられっ子のはずなのに、自分たちさえ標的にされていなければ人の不幸をヘラヘラと笑うのだ。絶望した。ここを卒業したあとお前らは「あの中学校は治安が悪くて最悪だった。」「俺もいじめられていたんだ。」「いじめなんて最低だよな。」などと被害者面で語るのだろう。お前もお前もお前も加害者だ。どうせ私を見て偽善者などと思ったんだろ。貧しい感性だよ。掃きだめがお似合いだお前らは。
話が逸れた。とにかく公立中学はやめておけ。最近は小学生でも悪魔のようなガキが増えているからもしかしたら小学校もダメかもしれない。私立も100%安全とは言えないが常に公立よりマシなはずだ。金銭的にもきっと大変だろうが私立進学させてやってほしい。善良な子供を死なせないでくれ。お願いだ。
